世の中「不要不急の外出自粛」という言葉が良く出ていますね。
現状、厚生労働省が
「検疫法第34条の感染症の種類」として指定
している以上、今の自治体の動きは至極当然といえます。感染症自体が恐ろしいというよりも、この感染症の拡大を防ぐ行動が求められているからです。
ただ、それに対応する市民の反応の中で、いくつか違和感があるのがあります。
一つが、
「自分には関係はない」
という他人事の考えです。
若もの若者と若者がこの手の動きのやり玉に挙げられていますが、スポーツクラブなどには高齢者の方が集うなど、今までと変わらない動きがあるというのは、スポーツクラブの関係者から聞いた話です。見方によっては、自粛要請に全く応じていないという考えもあります。
これが全部悪いと言いたいわけではありません。程度問題です。
若者どころか、子供も同じですが運動不足になる方が自己免疫が下がりよっぽど他の感染症のリスクが高まる考えられるからです。こっちの方が特定の感染症を気にするよりもよっぽど恐ろしい気がします。
尚、元々肺炎は65歳から84歳の死因第4位、85歳を超えるとその順位は2位から3位と高いことが知られています。
出展元:厚生労働省 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
管理人は医療については素人なのでよくわかりませんが、少なくとも肺炎に注意というのは昔から政府も呼び掛けており、以下のように肺炎球菌については積極的なワクチン接種が求められています。
(管理人も両親には5年以上前にこの話をして、ワクチン接種を受けてもらった覚えがあります)
出展元:厚生労働省 肺炎球菌感染症(高齢者) 平成26年10月1日から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。
以下のQ&Aを見ると、なんとなく昨今のウィルスに似ていると思いませんか?
Q1.肺炎球菌感染症とはどんな病気ですか?
A1. 肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
いずれにしても
人間の本来備える自己免疫を高める
ということが今回の感染症に打ち勝つキーワードではないでしょうか。
もうひとつ、もっと不思議なのが
必要以上に買う行為
です。
不要不急の外出自粛とありますが、
食材や日用品の買い出しは不要不急ではなく、日常生活維持に必要
な行為です。
だれもこれをやってはいけないといっていないのに、なぜかレジに行列ができているようですね。
どれだけ厳しい外出自粛命令が出ても、上記のような日常生活維持に必要な外出、通院といった行動は例外である、というのが海外の許可書の中身です。
日本も同じニュアンスで言っているだけだと思うのですが、日本だけでなく、いくつかの国では全く同じような光景が広がっていますね。
やはり的確な情報発信は重要ですね。
これは管理人の普段の仕事でも良く言う言葉です。
こういう混乱期の言動は、企業だけでなく、個々人の本性をあぶりだしている、ということに気を付けなくてはいけません。
仕事上でいうと本当に色々気が付くことがあります。
普段から一緒に継続的な仕事をするような方々や企業は、こういう時に振り回されないという共通点がその一つです。
もちろん、管理人も情報に振り回されない様、気を付けなくてはですね。
風は強いですが、せっかく天候にも恵まれている昨今ですので(花粉はありますが...)、時には外の空気を吸いつつ、遠くの景色を眺めるというのもいいかもしれません。
最近は管理人の近くに鶯がいるらしく、朝から素敵な鳴き声を披露してくれています。
気持ちのゆとりは大事ですね。